大井川葛布

先日、静岡県大井川にある葛布を織られている村井龍彦さんを訪ねて来ました。

学生時代に一度沖縄での講演会でお会いしていたことなど、沖縄の学生時代に奔走する中で出会った方々などなど共通点が多々あり、何よりも村井さんのお人柄のおかげで、お話も弾み、久しぶりに織りのマニアックな話に、興奮しっぱなし。話は尽きず。あぁ、もっと話したい話したい!

ますます自然布について調べていきたいと思いました。そして、その土地土地に合う暮らしと織り。自然の恩恵を受けて生きている事を実感しながら、いずれ土に還ることのできるモノを作っていきたいと深く思いました。手織りを学んできたけど、時間や金銭的な事、実際に作って生業にするとなると、と理由を付けて機械で織られた大量生産の布で服を作るという発想になっている今の自分を改めて振り返るよい機会でもありました。どちらもたくさんの人が関わり暮らしを支えている事実と、自然環境に多大な影響を与えている事実の中で自分は何をするべきか、意識と意思をはっきり持ってものづくりをしていかなければと思います。

環境に出来るだけ負荷のかからない服作りをと、永く大切に着てもらえる一着をその人その人の想いに合わせて作っていますが、少しずつ手紡ぎ手織りの、機械では出せない素材の風合いをお伝えしていけるようにもっと掘り下げていきたいと思います。多分、窓口を広げるよりはどんどん狭くなっていくと思います…、悪しからず。

資本主義、経済中心にまわっている社会で失われた感性を少しでも取り戻したい。取り戻すというよりも知らないその感性を知りたい、学びたい、と言うのがしっくりくるかな。

只今、葛苧の採取最盛期。

葛は山奥には無く、民家と山の間に生える。しかも栽培は難しく、採集のみ。この縄文スタイル、惹かれます。その為、葛布が最盛期の頃は遠くのほうまで探しに行かないと賄えなかったそう。やはり、大量に作るってのがそもそも…。

太陽の下で綺麗な川の水に晒されて、より一層、葛の繊維は白く光沢を放つようです。

繊維を取ったあとの芯は、ワラとして、草鞋を編んだりと、余すとこなく使えそう。なんて魅力的な!

葛結びという、結び方で必要な太さに割いた繊維をひとつひとつ結んでいきます。

米糠を重しにして巻き取っていきます。米食文化ならではな発想!適度な油分が糸に良さそう◎

撚りは掛けずに箸などの棒を使って八の字に巻き取っていきます。

葛糸用の杼。底が有ります。

本当に久しぶりに織る。 打ち込み方にも特徴があり数本実際に体験させていただきました。それ以前に忘れかけている織る感覚を久しぶりにくすぐられた感じです。また自分の織り機が広げられる空間を確保出来たら、こだわりたいポイントがいろいろ出来たので、なるべく早く場所を見つけて始めたいな。今はひたすらメモ。

そんなこんなで今日はこの辺で。

まだまだ書き足りない…。

大井川葛布工房さん、とても充実した心温まるお時間をありがとうございました。また伺う予定満々です。

皆さまも是非、葛布の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

大井川葛布工房

http://kuzufu.com/cn66/pg62.html

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