明日

先日、私が敬愛するダンサーであり振付師の石橋寿恵子氏率いるダンスチーム Earth Be の公演を観てきた。

毎回、心を終始ぐわんぐわんと揺さぶられ、笑ったり泣いたり…あっという間の時間を過ごす。そして山の頂上に到着した時の様な爽快感と充実感。おまけに今からの未来に希望を感じさせてくれる。
今回の公演では、詩の朗読も織り交ぜてあり、聴いた中にあった与謝野晶子の詩を書き留めておく。

「明日」

明日(あす)よ、明日よ、

そなたはわたしの前にあつて

まだ踏まぬ未来の

不可思議の路である。

どんなに苦しい日にも、わたしは

そなたに憬(こが)れて励み、

どんなに楽しい日にも、わたしは

そなたを望んで踊りあがる。
明日よ、明日よ、

死と飢とに追はれて歩くわたしは

たびたびそなたに失望する。

そなたがやがて平凡な今日に変り、

灰色をした昨日になつてゆくのを

いつも、いつもわたしは恨んで居る。

そなたこそ人を釣る好い香(にほひ)の餌だ。

光に似た煙だと咀ふことさへある。
けれど、わたしはそなたを頼んで、

祭の前夜の子供のやうに

「明日よ、明日よ」と歌ふ。

わたしの前には

まだまだ新しい無限の明日がある。

よしや、そなたが涙を、悔を、愛を、

名を、歓楽を、何を持つて来やうとも、

そなたこそ今日のわたしを引く力である。

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